平成31年6月

M1にとって大学院生活が3か月終わろうとしています。授業で知識を増やし、理論を学び、院生同士活発に議論し、学んだことを自分の中に落としこんでいきます。現在は授業だけでなく、レポート作成、グループ発表、自分の研究と向き合う時間が増えてきました。M2は、研究のためのアクションリサーチを行ったり、分析を行ったり、実習校と大学を行き来する毎日です。

M1は6月12日、袋井市立周南中学校へ基盤実習に行きました。M2の現職が新しい単元(理科)を開発し、実習先の周南中学校で授業を行いました。M1がその単元の一部を参観し、グループワーク中の生徒たちの発話を分析するという実習です。生徒の科学的思考力育成を狙った単元で、録音した生徒の発話を細かく分析し、生徒がどう思考したかグループで分析します。テープ起こし、分析、発表準備と時間がかかるものですが、生徒の思考に関して様々な発見があり大変有意義な実習でした。(分析は現在進行中)

【6月の基盤実習先】

袋井市立周南中学校 ・ 静岡市立長田西小学校(放課後子ども教室) ・ 静岡市立番町小学校(通級指導教室)

授業形態の特質と選択
授業は毎回ジグソー法で行われ、活発な話し合いで学びを深めます

5月 授業の様子&基盤実習

【5月20日(月)の授業】
素晴らしい講師を二人もお招きした授業でした。「新学習指導要領とカリキュラムマネジメント」の授業では、御殿場市の前教育長が、色々な切り口から教育を見ることについてお話をしてくださいました。現職の頃は20冊以上の教育雑誌を購読し、新聞は4紙以上読み、常に最新の世の中の動向、教育の変化を把握されていたそうです。教育のあらゆることについて、「自分の言葉で話せる」ことが大事だと伝えてくださいました。
「学校と地域の協働」の授業では、富士市立高等学校の前指導主事が、「探究」の取り組みについてお話してくださいました。静岡大学に通っている同校卒業生も話をしてくださり、その見事な話し方や考え方が、探究を3年間続けた結果の姿なのだと、皆感激しました。富士市立高校と所属学校のカリキュラムと比べながら、どのような生徒を育てたいか、そのためのカリキュラムはどうあるべきか、改めて考えさせてくれる講話でした。

【基盤実習】
基盤実習が本格的に開始。授業で学んだことを、実際に見て、聞いて、感じて、これからの教育実践にどう生かすか考えます。
●静岡地方裁判所
●田子浦漁港(富士市立高校フィールドワーク)
●静岡市適応指導教室
●吉原林間学園
●静岡南部特別支援学校
●静岡視覚特別支援学校

【ストレートマスターM1の声】
ストマスにとっての大きなメリットは、授業中に、同じ1年次生である中堅の現職の先生方とも意見を交えることができることです。現職の先生方は、小中高や特別支援学校と違う校種が揃っているので、色々な視点で問題を考えることができます。これは、教職大学院だからこそできることで、実践的な知見を深めることができていると思います。
僕たちストマスにとって、現職の先生方は同じ1年次生でありながら、教師として大先輩であり、とても頼りになる存在です(生協で会うと、お菓子を奢ってくれたりもします。)ストマスも含め、みんな明るく元気な人たちなので、授業で真面目に取り組む場面もある一方で、笑いが起こる場面も多くあります。2年間、このメンバーで学べることが嬉しく、毎日の授業が楽しみです。

↑ 生徒指導における事例研究の様子。いつも活発な話し合いになります。

平成31年4月 22名が入学 & 前期講義スタート

4月4日(木)

入学式があり、22名が教職大学院に入学しました。院1年生(M1)は、現職教員が15名、学部卒から直接進学したストレートマスター7名。それぞれ静岡県各地から集まり、小・中・高・特別支援と別々の専門分野を持っています。

4月10日(水)

前期講座が始まりました。M1は必修講座が多く、全員一緒に受ける講座もたくさんあります。学校とは?学力とは?行政とは?――次々に投げられる問いに対して、考え、グループでまとめ、発表するような授業スタイルです。

4月17日(木)

【★現職M1の声★】 大学院生活に慣れるのに必死。授業はアクティブに進み、とても分かりやすい。学校現場で起きている様々な課題を、理論で学ぶことが新鮮で楽しいと感じる一方、未来の学校に対しての責任をひしひしと感じる毎日。学校改善に自分はどう貢献できるか?自分の課題にしっかり向き合って頑張ります。

「学校経営の実践と課題」  ---教育基本法の新旧対照表を見て、教員として影響を受けた
(と感じた)ことについて話し合っています。

平成30年度 静岡大学教職大学院1年次報告会

 2月19日(火)に、1年次報告会が実施されました。これまでに教職大学院の授業で学んだことや後期の領域別実習で経験したことをもとに、自分の研究テーマについて発表を行いました。各会場では、活発な意見交換が行われ、教職大学院の教員やM2の方からは、たくさんの助言をいただきました。それらの助言を生かして、自分の研究テーマについてさらに追究していきたいと思います。

平成30年度 静岡市教育懇話会「特別支援教育の充実について」

 2/12(火)に、常葉大学草薙キャンパスにおいて「静岡市教育懇話会」が行われました。今年度は、「特別支援教育の充実について」をテーマにしてグループ協議を行いました。静岡市教育長をはじめ静岡市教育委員の皆様、静岡大学、常葉大学両大学院の教員及び院生が参加しました。グループ協議では、「えんたくん」と呼ばれる円形のホワイトボードを使ってアイデアを出し合ったり、協議内容をまとめたりしました。静岡県内各地での取り組みの様子を紹介したり、大学院での学びを通して感じたことを発表し合ったりし、特別支援教育の充実に向けて様々な視点から協議がなされ、有意義な懇話会となりました。

「すべての子どもを対象とする包括的支援体制づくりに向けて」実践報告会

 11/22(木)に、大里生涯学習センターで「すべての子どもを対象とする包括的支援体制づくりに向けて」実践報告会が行われました。

 実践報告会では、「特別支援教育の視点を踏まえた今後の学校づくりへの課題」について、国立特別支援教育総合研究所 伊藤由美主任研究員に講演をしていただきました。その後多様化する子どもの学びのニーズに応え、学校と地域との緊密な連携協力関係の下でインクルーシブ教育システムの構築に結びつく包括的な支援体制づくりを進めている静岡市立大里中学校の実践発表が行われました。

 ラウンドテーブルで参観者の皆さんとディスカッションしたり、通級指導教室、ステップアップ教室、放課後サークル等を参観したりと有意義な研修を行うことができました。

M2 中間まとめ発表会

平成30年10月24日(水)に中間まとめ発表会が行われました。M2のみなさんがこれまで取り組んできた研究テーマについて、現段階での成果を発表しました。中間まとめ発表会を通して、今後の課題や研究のまとめの方向性が明らかになりました。また、M1にとっては今後研究を進めていく上で、非常に参考になる発表会でした。発表者、聴講者ともに有意義な時間を過ごすことができました。

<M2院生による発表の様子>

 

10月 後期授業スタート 領域別実習始まる

 後期授業がスタートしました。後期では、前期に各領域で学んだ内容を基盤にして、自身の課題意識の高い授業を選択し、専門性を高めていきます。また、後期から領域別実習が始まり、県内の幼・小・中・高校への実習を定期的に行っています。現場の子どもや教員と関わりながら、各個人がもつリサーチクエスチョンに対する答えを模索しています。

<月曜2コマ 学級経営の実践と課題のグループ発表場面>

5月、6月 4領域基盤実習、領域別実習

5月、6月は4領域すべての基盤実習、領域別実習が多数行われました。どの実習においても事前・事後学習を行い、充実した実習にすることができました。

5月30日(水) 特別教育支援領域 静岡視覚特別支援学校、静岡南部特別支援学校訪問

6月6日(水) 生徒指導支援領域 児童心理治療施設(静岡県立吉原林間学園)訪問

6月13日(水) 特別教育支援領域 静岡市立番町小学校通級指導教室訪問

6月20日(水) 教育方法開発領域 御殿場市立富士岡小学校訪問

6月22日(金) 学校組織開発領域 富士市立高校訪問

6月27日(水) 生徒指導支援領域 静岡市適応指導教室訪問

6月29日(金) 学校組織開発領域 放課後子ども教室(静岡市立長田西小学校)訪問

学校組織開発領域では、学校・地域の協働の視点から富士市立高等学校、放課後子ども教室を見学・参観しました。地域連携における学校の役割や地域との協働の在り方について考えを深めることができました。教育方法開発領域では、小学校における授業参観を通して、これからの社会に求められる学力を育成するための主体的・対話的な学習活動を参観させていただきました。生徒指導領域では、児童心理治療施設、適応指導教室での見学・参観を通して、様々な理由によって困り感をもった子どもたちに寄り添うための具体的な指導について知見を深めることができました。特別支援領域では、一人ひとりの子どもに目を向け、障害種の違いを理解し、個々に応じた支援をすることの重要性を学ぶことができました。どの実習においても、大学院での学び(理論)と実習校での学び(実践)の往還を実感するものとなりました。

通級指導教室 表情・感情カード